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新型うつ病の特徴|攻撃性が高く、周囲には甘えと思われがち!

2019年8月2日

新型うつ病の特徴

 

新型うつ病について調べてみたら、文字がびっしりで読む気が失せてしまいませんか。うつ病(大うつ病)と新型うつ病の何が違うか簡潔に知りたいですよね。

 

私がインターネットでさまざまなページを読んで調べてみたところ、一番簡単な表現は新型うつ病は、仕事のときは抑うつ状態だけど、仕事以外では超元気!健康そのもの!」という結論に至りました。

 

今回は新型うつ病の特徴について紹介していきます。

新型うつ病の特徴

新型うつ病の特徴は冒頭でもお話した通り仕事のときは抑うつ状態で元気がないが、仕事以外では元気いっぱいだということ。また大うつ病が自責感情に多く悩まされるのに対して、新型うつ病では他責とする傾向が強いといえます。

 

他責の一例としては自分に落ち度はないと主張し、上司や会社の責任を問いただすために裁判を起こそうとします。このように職場でも完全に抑うつ状態でいるわけではなく、ときに軽躁状態となり活発に行動を起こすのも新型うつ病の特徴と言えるでしょう。

 

仕事以外でも自分が好きなことは積極的に活動できますし、嬉しいことがあったときは抑うつ症状が和らぎ活動することができる。そのためうつ病で休職したにも関わらず、海外旅行に出かける人がいるのです。こういう人がいるので「病気ではなく、甘えなのではないか。」と思われてしまうことがあるのでしょう。

 

他には定型うつが食欲減退、不眠などの症状が表れるのに対して、新型うつ病では過食・過眠の傾向が表れます。活発な活動や食欲があると誤解される過食ぁら従来のうつ病に対して軽いうつ病と思われることもあるのが新型うつ病の特徴のようです。

 

『新型うつ病=現代うつ病』は軽いうつ病?

そもそも新型うつ病という病名は、定義されていません。マスコミが作り上げた言葉であり、精神医学的にしっかりとした考察がされた病気ではないとされています。

 

日本うつ病学会のガイドラインでは、「若年者の軽症抑うつ状態の一部」といった内容の記述しかされていません。

参考:日本うつ病学会治療ガイドライン Ⅱ.うつ病(DSM-5)/ 大うつ病性障害 2016 

 

したがって、軽いうつ病とも断言されてはいないのです。これは個人的な意見ですが、定型うつ=大うつ病はずっと気持ちが沈んでいるのに対して、新型うつは軽躁状態がよく見られるので、軽いと思われている可能性もあります。

 

 

新型うつ病の特徴についてまとめ

風呂でリラックス

 

新型うつは従来の大うつ病と異なり、仕事以外の自分が好きなことに対しては元気という状態を見せる。そのため、大うつ病より軽いと思われがちです。

 

しかし、医学的に新型うつ病の定義は定まっていないため軽いとも断言はできません。

大うつ病と異なり、元気に動けていると思われる軽躁状態があるため甘えとも誤解されがちです。また大うつ病に見られる食欲不振、不眠といった症状とは反対の過食・過眠の傾向があるので元気だと思われてしまうことあるでしょう。

 

仕事をしているときは調子が優れないけど、仕事以外では元気と感じている人は、新型うつ病の可能性があると言えるでしょう。

大うつ病ではありませんが、しっかりと治療を受けることによって健康な生活が送れるようになるかもしれません。

 

不安な人は一度専門の医療機関を受診するといいでしょう。

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