最近では、体調も回復してきて読書ができるようになってきました。
そこで自分の病気を理解するためにも、うつ病関連の本をテキトーに選んで読むことを開始。
今回の紹介する作品は幻冬舎から出版されている丸岡いずみさん著作の『休むことも生きること [ 丸岡いずみ ]』です。
表紙に書いてあるうつ病フラグの回収率が高い私
頑張る人ほど気をつけたい12のフラグとあります。その12のフラグに私は8つ該当。
なるべくしてうつ病になったのだと、この本を読んで私は再認識しました。
丸岡さんのご両親がうつ病に理解があり、職場の上司も優しいとてもいい人だと本著を読んで感じました。また丸岡さんが当時交際していたお相手もうつ病を理解しようと勉強されていたようです。この環境は恵まれているといえるでしょう。
2018年現在うつ病は病気としての認知度は過去に比べると上がったと思います。しかし、一方で正しい知識と理解をしている人はまだまだ少ないと私は思っています。
そんな現在と比較しても丸岡さんの置かれた環境は恵まれていたことは間違いない。
ここで自分が置かれた環境が酷いのだから仕方ないなど諦めたり、拗ねたりする必要はありません。残念ながら今のあなたの環境を変えられるのはあなた自身でしかない。その環境が変えられないなら、自分の受け止め方を変えてうつ病の寛解を目指すしかないのです。
私の場合も恵まれているほうです。現在、私は妻の実家に同居しています。妻はアメリカ留学経験があり、その時期に軽いうつ病だと現地で診断を受けています。
また妻のお父さんも軽度のうつ病に罹患しています。日中寝たきりで昼夜逆転など生活リズムが安定せず、そのため日によって体調が良かったり悪かったりします。
このような生活環境なので、同居している家族はうつ病に対してある程度の理解を示してくれています。
反対に周囲の理解も得られず、支えてくれる人も全くいない人にとってはこの書籍『休むことも生きること [ 丸岡いずみ ]』はあまり心に響かない内容かもしれません。
私も丸岡さんと同様に恵まれた環境にいるのです。だから似たような環境にいる私にとって、本著は非常に勉強になりました。
なぜうつ病になってしまったのかを再認識することができましたし、医学的な内容も分かりやすく解説してありとても勉強になったと実感。
もし、うつ病になって回復して読書ができるようになったら読んでみることをオススメします。
また家族や恋人・友人など大切な人ががうつ病になって、うつ病について知りたいと思った際に最初に読む本としては本著は大変オススメできます。うつ病に対する事前知識が全くなくても理解できる本と言えるでしょう。
他の人たちのレビューをまとめ
アマゾンのレビューを見ると、4.3と好評(2019年8月13日時点)の様子。【役にたった】の数が多いレビューを要約して紹介していきますね。
読ませていただいて、優しい言葉に触れられてよかった。
参照元URL:https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RK8BDR2PJYT6L/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B077T2SWWH
読者自身がうつ病に悩んでいる人のようですね。この本の中にあった言葉に勇気づけられたそうです。
他人に羨望されるような人生でなくとも、幸せに生きていいと思える一冊。
参照元URL:https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R23MAXD6J75006/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B077T2SWWH
うつ病になったことは確かに不幸になったことです。しかし、人生を見つめ直す時間を得たと受け止めることによって前向きに考えることができると私も思っています。
うつ病は心の病気と思われがちだが、重要なのは頭脳の病気である一面ということをハッキリさせてくれる著書。
参照元URL:https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RKJQ0BJHIALP0/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B077T2SWWH
うつ病は頭脳の病気で身体症状を伴うことを平易に解説しているのも本著の特長だと私も思います。とくに患者以外の立場の人に読んで知ってもらいたいことですね。
【まとめ】うつ病は誰でもかかる可能性がある病気
ある日突然、環境が変わってしまうことによりうつ病になることは誰にでも有り得る話。このことをより多くの人に知ってほしいと思います。
またうつ病についての理解を深めることで患者の周りにいる人も上手に気を遣ってあげられるようになるのではないでしょうか。
抑うつ状態だと本を読むのは大変つらいこと。回復期になって読書をしてみようかなと思ったら、この本をぜひ読んでみてくださいね。