雑記・コラム

うつ病による希死念慮は本当に死にたいということなのか

2018年7月17日

救急車

 

結論から言うとうつ病による希死念慮は本当に死にたいと考えているのではありません。うつ病により正常な判断ができない状態にあるから、楽になりたい=死にたいと言っていると考えます。

この考えは学術論文などの結果や研究結果によって裏付けされたものではなく個人的な意見ですが、実際に死にかけの状態に陥ったことによって得た確信です。

 

この記事では私が救急車に運ばれて本気で死ぬと思った。希死念慮があるけど、死にたいけどしにたいというわけではなかったというお話です。

 

 

うつ病で希死念慮があったが死と隣り合わせると怖くなる

うつ病で希死念慮があったとしても、実際に死ぬと怖くなります。これは個人的な意見ですが、うつ病で実際に自殺未遂をした人でないと感じられない感覚でしょう。

私の場合は自殺未遂ではなく、病気によって死に直面しました。

 

2018年7月15日の深夜に私は、救急車で病院へ搬送されました。人生初救急車でした。

せっかく救急車に乗れたのに、ほとんど記憶がありません。なので、本当に緊急性のある症状だったということ

 

発病までの流れを簡単に説明します

私が発病したのは結果からいうとぜん息症状だったのです。夏になぜぜん息の発作が起きたのかというと、風邪気味だったのがひとつの原因。またエアコンの冷たい空気を睡眠中に多く吸ってしまったことが原因だと考えられます。

 

初期症状は風邪?

実家に帰省をしていたときに発病しました。そのときは7月15日の深夜・未明に到着してすぐ就寝しました。

 

翌朝の時点で、風邪気味でした。この理由は寝室にあるエアコンのフィンが壊れていて私にだけ冷風があたる状態にあったからです。咳と喉の痛みがありました。加えて鼻水。

 

もともと体が丈夫なほうでない私は、市販の風邪薬を常備するのが習慣となっていたので総合漢方薬を服用することにしました。

 

抗うつ薬に加えて市販の風邪薬を服用

薬

 

この日出かける前に風邪気味だったのでうつ病の処方薬に加えて、市販の風邪薬を服用しました。このとき風邪の症状は緩和されました。特に副作用も感じませんでした。

 

そのため予定通り私と両親、妻、息子と一緒に外出しました。私の体調に大きな問題は起きず、遊んで昼過ぎには帰ってきました。

 

就寝前にも処方されている睡眠薬と風邪薬を服用この薬の飲み合わせが原因なのかもしれないと個人的には思っています。しかし、この風邪薬については以前に医師と薬剤師に相談をしていました。たとえ合わせて服用したとしても眠気が強くなるぐらいと言われていました。

 

エアコンの風に当たりすぎて、寒くて目が覚めました。

それでも一緒の部屋で寝てた妻が「暑い!」とのことなので寝ている場所を交代しました。その時点で、私はすでに咳をしていました。

 

 

容体急変⇒救急病院へ…

寝る場所を代わってすぐに、私は咳がひどくなりぜん息と思われる状態になりました。

 

そこから体を温めたり、水を飲ませたりしたが改善しなかったそうです。まだ起きていた私の妹へ相談し、妹が母を起こしに行きました。

 

救急相談センターへ連絡⇒119番要請

母の判断で、まずは救急医療情報センターへ相談電話をしたそうです。そのまま119番へ繋いでくれて救急車を手配してもらいました。

 

私は近所の目を気にして「救急車呼ぶならサイレンは鳴らさないで・・・。」声を絞り出して、お願いをしました。

私は大事にせず、救急車内で処置すれば症状は治ると思っていました。。

 

救急車到着⇒夜間救急病院へ搬送

救急車が到着して、救急隊員が3名来ました。

 

妻が私の症状を説明し、私はなんとか自力で歩いて家を出てストレッチャーに横たわりました。

うつ病の処方薬にある睡眠薬を服用していたので、もう眠気がMAXの状態でそのとき足元はフラフラ。

 

病院で治療開始

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掃除機のノズルみたいのを自分で持って薬(ネプライザー・メプチンの吸入)を吸引しました。それと同時にレントゲン?撮影をされました。

 

レントゲンの撮影結果から肺に異常はなしとの言葉をもらい、吸入で治まったからぜん息の発作に近いと診断。

 

ぜん息の可能性あり

当直の医師によるとぜん息の発作とのこと。

 

もともと私は気管支が弱いと子どもの頃から言われていたのですが、ぜん息と診断されたことはありませんでした。再びぜん息の発作が出たときのための、薬を処方されて即時帰宅できました。

 

最初は入院を提案されましたが、「入院」の単語を効いた瞬間に私の体調が回復しました。

うつ病で収入が傷病手当金しかない状態で、入院費用はとても払えないと思ったんですね。そうなった瞬間に一気に体調が回復しました。

 

 

まとめ:希死念慮があっても、いざ死ぬとなるとこわい

希望への道

 

私はうつ病なので希死念慮=死んでしまいたいは常にあります。それでも今回のように救急車で搬送され「死」が現実に迫ってくるとこわいです。

 

矛盾していますが、そういう気持ちです。希死念慮と『まだ死んじゃダメだ』という気持ちが常に心に同居しています。まだ死んじゃいけない。頑張って生きよう。そう思える体験でした。

 

このようにうつ病のときは希死念慮が付きまとい辛くしんどい思いを続けているかもしれません。しかし、死にたいという気持ちはうつ病によるものと私は考えます。正しい投薬治療や精神治療を継続すれば回復すると信じています。

 

うつ病は個人差が激しい病気と言えるでしょう。したがって、ゆっくりしっかりあなたのペースで治していきましょう。

 

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