うつ病の症状がやわらいで少しずつ動けるようになっていたのに、いきなりまたうつ状態になってしまった経験はありませんか。
それはうつ病の治りかけによくあること。うつ病の治り方は調子が良い日が続いた後に、少し悪くなるという体調変化の波を繰り返す。これを医師によっては季節に例えて三寒四温という人もいます。
冬から春に移り変わってゆくのに寒い日と暖かい日が繰り返し訪れるように、うつ病も調子のいい日と悪い日が繰り返し訪れることと重ね合わせているのです。
今回はうつ病の回復期にどのように過ごせばうつ病をぶり返さないのかお話ししていきます。
うつ病の回復期には波がある。過ごし方に注意してぶり返し予防
冒頭でもお伝えした通りうつ病の回復期には調子の波があるので注意が必要です。何に気をつけるかというと、調子のいい日に無理をしすぎないこと。
うつ病の症状が軽減されると、気分がよくついつい動き回ってしまいがちですがあまり無理をすると、翌日に突然うつ病の症状がぶり返してしまうことがあります。
そのときに再発してしまったと落ち込む必要はありません。前日の疲労が原因で寝込んでしまったと割り切ることが大切。
またもうよくなったと勝手に判断して通院をやめたり、いきなり服薬を中断してはいけません。医師と相談しながら再発予防のために計画的に減薬をして通院生活を終わらせるようにしましょう。
ですが、重要なのはいきなり無理に動きすぎないことなので、体を徐々に元の生活に慣らしていくように心がけましょう。
まずは、起床時間を一定に保ち、可能ならば出勤時間に合わせて図書館に出かけるなどしてみるのもいいリハビリ。さらに本を読むことに慣れれば、認知機能の改善に一役買ってくれます。
うつ病の回復期に無理をするのではなく、やってみたいと思えることから行動に少しずつ移していくことが結果的に早い日常への復帰を果たすことになります。
まとめ:ぶり返しを起こさないために無茶をしないこと
うつ病の回復期には焦って無理をしてしまいがちだが、焦ることなく少しずつ元の生活に慣らしていくことが大切。
無理に動きすぎると、翌日に反動でうつ症状がぶり返してしまうこともあります。
たとえ反動で寝込んでしまったとしても悲観的になりすぎず、どうして寝込むことになってしまったのかを考えて次に活かしていきましょうね。
繰り返しになりますが、うつ病の回復が見えてきたからと焦って無茶をしては、再び体調を崩してしまう可能性があるので、ゆっくりと無理のないペースで日常生活への回帰を目指すこと。
管理人の闘病記録
最近は深夜が一番体調が良くて、昼夜逆転生活にならないように気をつけます。
気分の浮き沈みが激しい
特に日中のうつ傾向が強いです。うつ病初期症状並みにひどい。もうほとんどベッドの上でごろごろして寝るだけ。
「ああ、、、死にたい。。。」じゃなくて「ああ、、、消えてしまいたい。。。」
って感じです。同じうつ病の人はこのような経験があるのではないでしょうか。
回復期の兆候なのかもしれない
気分に浮き沈みが出てきたのは、回復期の兆候なのかもしれません。夏の暑さに侵されて、躁転するかと思ったけどそうでもない。
今日の診察もおそらく様子見で終わると予想。今、薬変えるのは患者の気持ちとして良いとは思えません。ですが、過眠の傾向が強いので抗不安薬を減らしてみたいとも思っています。
なにをゴール(寛解)とするのか
回復期に突入してるなら寛解も近いのかと期待をしています?最近の体調の変化を振り返ると回復期の状態に近いと感じています。
もし回復期にあるならばそろそろ寛解した先を考えないといけません。選択肢として考えられるのは下記の4つ。
- 同じ会社に戻るのか?
- 転職するのか?
- フリーランスで働くのか?
- 独立起業してしまうのか?
主治医の先生は転職を薦めてくれます。まだ20代だし、職場を変えたほうがいいとおっしゃいます。けれども、そんなことしたら確実に給料さがるし、私にメリットなさそうと感じているんですね。
同じ職場への復帰も嫌ではないけどうつ病を再発させないためには、定時で出社して働くサラリーマンは絶対無理だと断言できる。
理由はこれがうつ病になった原因のひとつだと私自身が感じているからです。今まではシフト制で仕事をして生きてきたのに、朝9時出社固定の生活サイクルが合っていなかったのでしょう
そして今常々感じているのが「自由に生きたい!」という願望。この願望をかなえるならフリーランスとなるか独立起業になるのですが大きな不安があります。
それは、父や祖父も起業してかなりの苦労をしているんですね。そのような光景を見ていると「ああ、ウチの家系は商才ないんだな。」と思ってしまう。
うつ病のときは思考力が低下しているので、現状では先のことを考えるのはやめることにしました。