うつ病のときに睡眠薬を飲んでも眠れない経験がありませんか。これは睡眠薬を飲む時間が間違っている可能性があります。睡眠薬の効果を最大限活かすには、薬を正しい時間に服用しなければなりません。
私もうつ病初期の頃には、睡眠薬を飲んでもなんとなくしっかり眠れた気がしませんでした。
今回はうつ病のときに睡眠薬を飲んでも眠れない理由について紹介していきます。
うつ病のときに睡眠薬を飲んでも眠れないのはなぜか
うつ病のときに睡眠薬を飲んでも眠れないのは、眠りに就こうとする時間が間違っている可能性が高い。
早く寝なければと思い、20時や21時に布団やベッドに向かっている人が多いのです。中年以降の人が必要な平均睡眠時間は6時間~6時間30分とも言われているので、夜早くに床に就いてしまえば朝まで眠ることができないのは当然。
すなわち、働き盛りの人たちが早くに床についても朝まで眠れないのは当たり前のことなのです。
また睡眠薬を服用するタイミングも重要。たとえば朝6時には起きたいと考えているならば、早くても23時以降に薬は飲むといい。
なぜなら、最近の睡眠薬の特徴として朝起きた後に眠気がこないように作用時間が3~5時間程度となっているからです。
これを知らずに夜中の20時や21時台に服薬して、寝ようとしたら深夜1時や2時に目が覚めてしまうことになってしまいます。そして不眠に悩んでいる人ならば、二度寝をすることは容易ではないでしょう。
うつ病が原因で不眠に悩む、もしくは不眠からうつ病になってしまった人は早く寝ようと時計の針を見て早く寝ようとします。しかし、それよりも自分自身がよく眠れていたことろの時間に合わせて寝るのが一番よい。
なぜなら、それがあなた自身にとって正しい睡眠時間だからです。
そもそも睡眠薬を飲んでない場合
- 睡眠薬は依存性が高くやめられなくなる
- 睡眠薬は同量を飲み続けたら効かなくなる
- 寝酒をすれば眠れるから不要
これらのような誤った認識からそもそも睡眠薬を飲まず、不眠に悩む人もいます。しかし、医学的に上記のような問題は確認されていない。
睡眠薬に依存することになっては困ると頑張って飲まずにいるよりも、夜しっかりと眠れない方がうつ病の治療に支障が出てきてしまいます。無理をして睡眠薬を飲まずに頑張っても治療期間が延びてしまうだけで何もいいことはありません。
また確かにお酒を飲むと体質的に眠くなる人はいます。ですが、アルコールには興奮作用があるので睡眠の質を落としてしまうことになります。
うつ病の治療に対して抗不安薬(不安感を減らし、休養しやすくなる薬)と抗うつ薬(うつ病に対して効果が期待できる薬)と合わせて睡眠薬が処方されたら用法容量を守って服用をするようにしましょう。
【まとめ】睡眠薬を飲んでも眠れないのは、早く寝ようとするからだ
うつ病で睡眠薬を処方されて眠れないと感じる人の多くは早く寝ようとしてしまいがち。20時や21時に薬を飲んで、朝まで寝られないと悩んでしまうのです。
睡眠薬の効果があるのは4~5時間程度です。また成人の睡眠時間は6時間程度と言われています。したがって、朝の6時に起きたいならば、早くても23時以降に睡眠薬を飲むといいでしょう。
もちろん薬の種類が自分の体質に合っていない可能性もあります。どうしても夜に寝付けない場合には担当医師に相談してみるといいでしょう。
管理人の闘病記録
うつ病の症状は個人差が大きい。そのため他のうつ病患者の闘病記録を読んでも共感できないことが多いかもしれませんね。
私のうつ病記録もあなたの役には立たないかもしれませんが、こういった症状や考えもあることを知っておいていただければ幸いです。
薬が多くない??
今現在、寝る前の薬は3錠。なんか多剤療法になってきてないかという不安が一瞬よぎりました。
お薬手帳を紛失したときのためにも、このブログに過去の処方された薬の記録はしていきたいと考えています。
しかし、この記事を書いていたときに服用していた薬の内容を残していなかったので、当時何を3種類飲んでいたかは不明。
時間が足りない
ふたたび日中寝たきりは困ると思いまして、0時から1時の間には睡眠薬飲んで寝るようにはしてます。体力がもたない。
そうすると朝6時か7時に目覚めるんです。それで午前中と午後に仮眠を30分から1時間とります。なぜならば眠いから。
日中に寝れるようになっただけ回復が実感できます。以前は寝れずに金縛りみたいな状態で辛いだけでしたから…。
しかし、この考え方は今回の記事内容と合わせるとおかしいと気付けますね。それは成人の睡眠時間は6時間程度が目安だから。
また時計の時間ではなく体内時計に従う方がよいということですので、今後は意識してみたいと思います。