初めて精神科・心療内科を受診するときは、緊張とともに恐怖を感じてしまう人が多いのも事実。もっともうつ病をはじめとする精神疾患患者数は年々増加傾向にあり、精神科・心療内科を受診する患者数は増えていると言えるでしょう。
参照:うつ病|疾患の詳細|専門的な情報|メンタルヘルス|厚生労働省
たとえうつ病などの患者数が増えているとしても、自分がうつ病などの精神疾患だとは受け入れたくないですよね。
そもそもどうして精神病院を怖く感じてしまうのでしょうか。今回はこのことについてお話ししていきます。
初めての精神科・心療内科が怖い理由
なぜ精神科・心療内科が怖いと感じてしまうのか?これは単純に初めていくところだからではないでしょうか。
誰でも未知のことへ挑戦するのは緊張したり、恐れを感じたりするもの。またうつ病などの精神疾患に罹患しているときは、正常な判断ができないなど脳のパフォーマンスも低下しています。
これが原因でより大きな不安を感じてしまうのかもしれませんね。
また内科や外科と異なり、レントゲンや体温などの数字で体調が診断されない点も不安に感じる要素なのではないでしょうか。
うつ病に関して言えば、脳の病気とも言われていますが、それを完璧に証明する研究結果はまだ生まれていません。
さらに言えば抗不安薬・抗うつ薬についても服用に抵抗を感じてしまうのではないでしょうか。抗不安薬や抗うつ薬によって人格を歪められてしまうことはありません。
薬に関して言えば睡眠薬の服用に抵抗を覚える人が一定数存在する。しかし、これも杞憂でしかないでしょう。医師の診断の元であなたの症状を考慮した上で、処方している薬なのですからしっかりと服用すること。
このまま一生薬を飲み続けなければならないのかと悲観的になるかもしれませんが、今服薬をして治療をしなければ苦しく辛い状態がより長く続く可能性も出てきます。
精神科・心療内科への受診を決めたならば恐れることなく予約した時間に訪問するようにしましょう。
まとめ
初めて心療内科・精神科を訪れるのは怖いと感じるかもしれません。しかし、怖がる必要はありません。医師にありのままの症状を伝えて、必要であれば正しい薬を処方してもらうといいでしょう。
精神疾患も治療を始めるのが遅くなるほど、寛解まで時間がかかってしまいます。2週間以上不眠が続いたり、体調がいつまでも優れない時は精神疾患を疑ってみましょう。