うつ病関連

精神科の先生と合わないと感じたら病院を変えよう

2018年6月28日

ショックを受ける女の子

 

精神科の先生(医師)と合わないと感じるのは何もあなたただけではありません。一定期間病院に通っていると「この先生(医師)とは会わないな。」と思ってしまう人は少なからずいるのです。

 

そう感じたときに我慢して同じ医師に診てもらい続ける人もいれば、医師を変えてもらったり、病院を変えたりする人がいます。

今回は精神科の医師と合わないと感じたときにどうするといいのかについてお話ししていきます。

精神科の先生と合わないと感じたら

私の持論ですが、精神科の医師と合わないと感じたら医師か病院ごと変えてしまいましょう。いくつも病院はあるのです。精神科医と標榜している医師の人数はおよそ14,000人います。したがって、今あなたが診察を受けている先生もその14,000人のうちのひとりにしか過ぎないのです。

参照ページ::精神科医を志す若人へのメッセージ/公益財団法人日本精神神経学会

 

これだけ多くの医師がいるのですから、今の医師が合わないからと悲観的にならずあなたに合った医師が必ずいると思いましょう。うつ病になって抑うつ状態になると悲観的にしか物事を考えられなくなってしまいますが諦めないでください。
そもそも医師と合わないと感じるときはどんなときですか?考えられる原因はいくつかあります。

  1. 話をしっかり聞いてくれない。
  2. 診断名に疑問がある。(うつ病と言われているが双極性障害(躁鬱病)ではないか?など)
  3. 処方薬に不満がある。
  4. 話し方に嫌悪感を覚える。(言い方がキツイ、ハッキリと断言してくれないなど)

これらの問題を解消する方法をそれぞれ考えてみました。順番に解説していきますね。

話をしっかり聞いてくれない。

この話をしっかりと聞いてくれない問題に関しては診療報酬の関係があるので、精神科医がじっくり話を聞いてくれないと感じる人は一定数います。特に精神科医に対してカウンセラーのような役割を期待して受診をすると、期待を裏切られたと思う人が多いのが現状のようです。

 

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参考:精神科の診察時間が短いのはなぜか

 

個人的にはこの理由で医師や病院を変えようと思うのオススメできません。話をじっくり聞いてほしいならば、カウンセラーを探しましょう。カウンセリング診療の中には健康保険が適用される場合もあるので、自宅の近所にそういったカウンセラーがいないか探してみましょう。

 

もし近所にカウンセリングをしてくれるクリニックなどが見つからなければ、オンラインでのカウンセリングを検討してみてください。ココナラならうつ病の相談にのってくれるカウンセラーが何人も在籍しています。病院で相談できなかったことを相談してみてはいかがでしょうか。

 

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診断名に疑問がある。(うつ病と言われているが双極性障害(躁鬱病)ではないか?など)

今の診断名に疑問があり、現在の主治医と話していて違和感を感じるなら別の専門家の意見を聞くのもアリ。ご存知の方も多いと思いますが、別の病院で医師に診てもらい意見を聞くことをセカンドオピニオンと言います。

 

そのときに可能なら紹介状を現在の担当医に書いてもらうと良いでしょう。今までの治療経歴や服用している薬などについて記載してもらうことは、新しい医師にとって大切な情報源となります。

 

「現在の医師に申し訳なくて紹介状をお願いできない。」と思ったあなたは次に挙げるフレーズを参考にしてみてください。

  • 「近所にもメンタルクリニックがあるので、通院の利便性を考えて受診してみたい。」
  • 「漢方薬治療を行っているらしいので、試しに受診してみたい。」

このような理由を挙げてセカンドオピニオンのためとは言わず、紹介状をお願いするといいでしょう。セカンドオピニオンで訪れた病院の方が合わない可能性もあります。そうなったときに戻りやすくするためにも、喧嘩別れのようにならないよう気をつけてください。

処方薬に不満がある

薬

現在の体調に対して過剰であったり、不足していたりと薬について不満を持つ人は少なくありません、特にうつ病は薬の量で体調を大きく左右されます。私自身も薬の量で悩んでいた期間がありました。

 

薬
うつ病の薬は飲まないほうがいいのか?副作用とやめるタイミングについて

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参考:うつ病の薬は飲まないほうがいいのか?副作用とやめるタイミングについて

 

薬に対して不満があるなら、まずはっきりと医師へ自分の体調を伝えて希望を伝えましょう。そして自分の希望を伝えてもしっかりとした説明を受けることができず、処方薬の内容も変えてもらえないなら医師を変えるために別な病院を受診すると良いでしょう。

 

不満があるならば、まずは現在診てもらっている医師へ伝えることから始めましょう。それでもダメな場合に初めて病院を変えることを検討すべきです。転院となると自立支援医療制度を利用している場合には、再度手続きが必要になるなど負担や手間があるので慎重に行動に移しましょう。

 

また反対に薬が多すぎると思っている場合でも同様です。多いのではないかと相談した上で、薬を減らすようにしましょう。どうしても今の自分には薬の量が多いと感じたり、体質に合っていないと感じたりするようなら医師に必ず相談してください。勝手に薬を止めると悪化する恐れもあります。医師に相談しても自分の意見や希望を聞き入れてもらえなかったら、転院を考えてもいいと思いますよ。

話し方に嫌悪感を覚える(医師の言い方がキツイ、ハッキリと断言してくれないなど)

この話し方が医師との相性に不安を覚える要因となる人が多いのではないでしょうか。医師のタイプもさまざまですが、積極的にアドバイスをする医師と、そうしない医師、説明やアドバイスをするけれど曖昧で、ハッキリと断言しない医師などタイプを挙げていけばキリがありませんが、性格による不一致は少なからず感じるでしょう。

 

この問題は患者個人の好みに左右されることが大きいので完璧な回答は存在しません。

 

しかし、合わないことによって診察が苦痛となってストレスとなっているならば早急に改善する必要があります。なぜならストレス要因を減らして休養し、うつ病から回復しようとしているのに、診察が苦痛となってしまっては回復が遅れてしまう可能性が高いからです。

 

医師と合わないと感じたときの対策として、まず診察してもらう曜日を変更するのがひとつの手段です。病院を変えるとなると、前述したとおり自立支援医療者証の変更などの手続きが伴うので煩雑になります。そこで一番、言いやすいのが診察してもらう曜日を変えたいと伝える方法です。

 

用事が合って曜日を変更したいと言えば、現在の医師にも言いづらくないと思いませんか。今の担当医師から変えたいと思ったらその医師が出勤しない曜日を伝えれば解決です。

 

次に考えられる手段としては、同じ曜日の別の医師に変更することでしょう。これは直接現在の担当医師には伝えにくいと思うので、受付の看護師・准看護師に相談してみるといいでしょう。精神科・メンタルクリニックでの治療は医師との相性が特に大切なので、相性が合わないと治療もうまく進まないかもしれません。

 

少し勇気が必要だと思いますが、もし今の医師との相性が悪いと感じているなら受付で次回の診察を別な医師に変えて欲しいと伝えましょう。

 

他に医師が在籍していない、別な医師に変えても病院の方針なのか希望したような診察には変わらなかったとなった時に病院を変える決断をしましょう。一時的に金銭的な負担は出てきますが、自立支援者証の変更をすれば後から返金されることもあるので病院を変えましょう。詳しくは各自治体の担当部署に確認してみてください。

 

うつ病の治療で何より大切なのは、患者であるあなた自身が納得して治療を受けることです。満足のいかない治療で長年病気に悩むのは辛いと思います。うつ病は風邪などと異なり長期間での治療が必要なので、病院や医師との相性も気にしましょう。

 

 

【まとめ】医師や病院を変えるのもひとつの手段

虹・腕を伸ばす

 

精神科の医師と合わないと感じたら、まずは何が原因で合わないかをよく考えましょう。薬の処方や診察での内容に不満があったらはっきりと自分の意見を伝えて改善されないか試してみるべきです。

 

それでも改善されないなら、同じ病院で別な医師に担当を変えてもらえないか受付で相談するとよい。うつ病は精神疾患ですので、医師との関係性にストレスや不満を感じているならなるべく早く対応をしましょう。治療に支障が出ることにもつながりますので、早期回復のためにも医師に不満を抱えたまま治療を受け続けるのは良くありません。

 

医師を変えてもらっても病院の方針で治療方法が変わらず、不満が解消されないようなら病院を変えることを検討しましょう。事前にインターネットで評判や口コミを調べておくと自分に合った病院が見つかる確率が上がると思いますよ。

 

治療内容については自分でもある程度希望を伝えることはできます。あなたの健康ですからあなた自身で納得のいく治療を受けられるように環境を変えていきましょうね。

 

 

管理人の闘病記録

2週間に1度の診察にもかなり慣れてきました。担当医師や看護師ともしっかりコミュニケーションがとれていて、気分が楽です。

 

セカンドオピニオンを求めることなく、今のメンタルクリニックに満足して通えているのは奇跡だと思っています。いくつもの病院を巡ることなく相性の医師に出会えたことは本当に良かったです。

診察結果

今回の記事も診察翌日に書いているので、内容がしっかり詰まっています。箇条書きで今日の診察で話してきたことをまとめます。

  • うつ病を友人にオープンにしても良いものか⇒OK
  • 疲れが溜まると胸の痛みにまず出てくる  ⇒自覚して無理しないでください。
  • 雨の日は症状が優れないので薬はそのままで⇒OK
  • お金ないんで傷病手当金申請書の医師記入欄書いてください⇒OK

半年も通っていると医師との意思疎通がうまくいくようになって、患者の立場からすると非常に安心できます。梅雨明けまで減薬はしない方針が私の希望と伝えてあります。

処方薬内容

現在処方されている薬は下記のとおりです。

○サインバルタカプセル20mg

1日1回朝食後

○ジアゼパム錠5mg[アメル]

1日2回 朝・夕食後

○ブロチゾラム錠0.25mg[サワイ]

○フルニトラゼパム錠1mg「アメル」

○リフレックス錠15mg

1日1回 就寝前

 

この薬の量で現在は過不足を感じず生活ができています。体を動かすこともできるようになってきたので無理をせず生きたいと思っています。

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