仕事へ行きたくないと感じたことが誰でも一度はあるはず。前日の夜に夜更かしし過ぎていたり、その日の仕事内容が憂鬱なものであったりと原因はさまざまでしょう。
しかし、仕事へ行きたい、出勤しようと思っているにも関わらず身体が動かないなどの症状が表れていたらそれはうつ病の可能性があります。
今回は仕事へ行きたくないという気持ちがどの程度あるとうつ病の疑いがあるのかについてご紹介していきます。
仕事へ行きたくない|毎日朝が辛いと感じたらうつ病のサイン?
結論から言って仕事へ行きたくないからといってそれだけではうつ病とは言えない。うつ病の診断基準には次のように規定があります。
- 2週間以上継続して憂うつな気分で落ち込んでいる。
- 2週間以上継続して、興味や喜びを感じることがない。以前のように趣味を楽しめない。
- 2週間以上継続して食欲の増減、または体重の5%を超える体重の増加もしくは減少。
- 2週間以上継続して不眠または睡眠過多。
- 2週間以上継続して、落ち着きがなくなったり、気分が激しく落ち込んだりする。
- 慢性的な疲労感。
- 2週間以上継続して、絶望感や罪悪感を感じている。
- 2週間以上継続して、思考力が低下し、物事の決断が困難になる。
- ときどき死を考えるようになる(自殺念慮=希志念慮とも)、また具体的な自殺計画。
これはWHOの国際疾病分類であるICD-10や、アメリカ精神医学会のDSM-IVで採用されているうつ病の診断基準のひとつ。
参考:うつ病と診断する基準はどうなっている?診断基準と症状について
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うつ病と診断する基準はどうなっている?診断基準と症状について
内科で異常なしと判断されても体調が優れないと感じるならば、うつ病の可能性があります。多くのうつ病患者は身体に不調を感じつつも心療内科・メンタルクリニックを受診せずにそのまま日常生活を送っ ...
つまり、仕事へ行きたくないと思っているだけではうつ病とは言えない。うつ病の場合は、仕事に行きたいという気持ちがあるにも身体が動かない、腹痛・頭痛に悩まされるといった症状が表れている可能性があります。
うつ病との見分け方としては、仕事に行きたいという意思があるかどうかがひとつの基準となる。
参考:『うつ病』と『甘え』の見分けかた!うつ病かもと思ったら確認したい点
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『うつ病』と『甘え』の見分けかた!うつ病かもと思ったら確認したい点
原因が不明だけど体が重く、会社に行こうと思っているのにも体が動かない。 朝起きて家を出る直前になると腹痛が起きて学校や仕事に行けない。 このような症状は本人にしか分からず、なかなか他人に ...
ただし、2週間以上の長期間にわたり仕事へいくのがつらく、身体症状に表れているならうつ病を疑う必要がでてきます。私の場合は全身の倦怠感、睡眠障害といった症状がでていました。
このような症状で仕事へ行ってもよい成果は出せないので休んだ方がいいでしょう。また早期にメンタルクリニックや心療内科を受診するべき。誤魔化しながら仕事を続けてもうつ病がよくなるのは難しいです。休養をとって健康な状態になってからまた頑張るようにしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
仕事へ行きたくないからといって必ずしもうつ病ではない。2週間以上の長期にわたって毎日朝がつらいと感じるようならば、うつ病を疑う必要性がでてきます。
仕事へ行きたいという気持ちがありながらも思ったように身体が動かない、頭痛や腹痛がしてきたらうつ病の可能性は高いでしょう。早めに心療内科やメンタルクリニックを受診することをオススメします。
うつ病の状態で仕事を続けてもいいパフォーマンスはできません。しっかりと休養をとって体調が回復したらまた仕事を頑張るようにするとイイでしょう。
管理人の闘病記録
引き続き悪天候のため、頭痛と胸痛のダブルパンチにやられ気味。
前回の診察結果で処方された薬では、良くならないのでお薬変更です。
平成30年5月16日から下記のお薬へと変更になりました。
○サインバルタカプセル20mg
○ジアゼパム錠5mg「アメル」
1日2回 朝・夕食後
○ブロチゾラム錠0.25mg[サワイ]
◆一般名:ブロジチゾラム錠0.25mg
○リフレックス錠15mg
上記1日1回 就寝前
このサインバルタカプセル×ジアゼパム5mgの組み合わせが現状では(※記事執筆日6月27日現在)ベスト。
ただ、就寝前の薬が足りないため睡眠に違和感があるんですよね。
- 入眠しづらい。
- 目が覚めるのが早い。または睡眠が浅い。
この2つの問題があるので、次回の診察時にこの2つの問題を伝えて対処してもらいます。